借金でお悩みの方の中には、ヤミ金(闇金)でお困りの方もいらっしゃると思います。
ヤミ金とは、簡単に言うと、法律で定められている以上の利息で貸し付けをする者のことです。
ヤミ金には、以下の特徴があります。
〇貸金業者としての登録を行っていないことが多い
本来、貸金業を行う場合、国または都道府県に貸金業者として登録をする必要があります。
しかし、ヤミ金業者の多くは貸金業者としての登録を行っていません。
また、店舗を持たず、チラシや張り紙、メールなどで勧誘し、借主とのやりとりを携帯電話で行うことが多いです。そのため、「090金融」などと呼ばれることもあります。
〇超高金利の貸付
ヤミ金は、非常に高い金利で貸し付けをします。貸金業者の貸付利率は年率15パーセントから20パーセントですが、ヤミ金は法律の規定を大幅に上回る利率で貸し付けます。
有名なのは「トイチ」と呼ばれる利息です。これは、10日で1割の利息を取るという意味です。年率に換算すると実に3142パーセントにもなります。
また、ヤミ金からお金を借りたときに、3万円で申し込んだが利息を差し引かれて2万円しか振り込まれなかった、というような話もよく聞きます。
このように、ヤミ金は利息を差し引いて貸し付けを行うことが多いです(もちろんこの場合の元金は3万円となり、次の返済日までに課される利息は3万円をベースに計算されて請求されます。)。
〇取り立てや督促が非常に厳しい
ヤミ金の特徴のひとつに苛烈な取り立てや督促があります。
ヤミ金は、借り入れをする人の勤め先や家族の連絡先はもちろん、家族の職場も教えるよう言ってきたりします。そして返済が少しでも滞ると職場や家族へ執拗に取り立てや督促の連絡をしてくるのです。
〇ほかにも恐ろしいことが……
ヤミ金からお金を借りると、違法な金利に苦しめられます。
それだけではなく、ヤミ金から借り入れをしたところ、知らぬ間に犯罪に加担していたという恐ろしいケースもあるのです。
というのも、ヤミ金の中には貸付をする際、銀行口座を作って送るよう言ってくることがあります。
ヤミ金に言われるまま銀行口座を作成して通帳とキャッシュカードを送ったところ、その口座が犯罪に使われたとして、自分が持っているすべての銀行口座が使えなくなってしまった、という人もいるのです。
ですから、ヤミ金から口座の情報などを求められても絶対に教えてはいけません。
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