太田市 K・Kさん

私は、自動車関係の自営業をしていました。

 

当初、仕事は安定していたのですが、事業を始めて数年後、仕事量が大幅に減ってしまい、生活費が足りなくなることへの不安からクレジットカードを作り、食費等をクレジットカードで決済するようになりました。

 

その後もなかなか業績が上がらず、クレジットカード利用額の支払いをするための手持ちの現金が足りなくなる事態に陥り、ショッピングだけでなくキャッシングも行うようになりました。

 

また、私の仕事場は受注先の工場の一角にあったのですが、受注先の経営方針の関係で、元々私が仕事をしていた県外の工場と群馬県内の工場とが合併することになり、群馬県内の工場に移らざるを得なくなりました。通勤するには距離があったため、工場の統廃合に伴い、太田市に引越しなければなりませんでした。その引越し費用も借金が増える要因になりました。

 

さらに追い打ちをかけるように、新型コロナの影響で、売り上げが激減してしまい、生活費を借金で賄わざるを得ない期間が続いてしまいました。

 

幸い、1年半ほどで仕事量は回復してきたのですが、それまでの借金が重くのしかかり、借金の返済をすると生活費に回せるお金がほとんどない月も出てきてしまい、自転車操業状態に陥りました。

 

それでもどうにか借金を返済しようと頑張ってきたのですが、仕事用に使っていた車が致命的な故障を抱えてしまい、中古車を購入せざるを得ない事態となりました。中古車の値段は30万円弱でしたが、それでも私のお財布の状況からすると手痛い出費でした。

 

さらに悪いことに、業界が閑散期に入ってしまい、売り上げ不足を補てんするために借り入れをしたところ、とうとう私のクレジットカードの利用額は限度額いっぱいになってしまっていました。

 

仕事の閑散期は数か月ですが、この数か月を持ちこたえることはとてもできないと考え、私は自己破産をするしかないと思うようになりました。

 

 

とはいえ、どうやって手続をすればいいか皆目見当もつきませんでした。そこで、インターネットで弁護士さんを探し、上野弁護士にご相談に伺いました。上野弁護士は、私の依頼を快くお引き受けくださいました。

 

上野弁護士に破産申立の手続をしていただいた結果、この度、無事に免責許可決定を得ることができました。免責が認められたことで、気持ち的にも楽になり、より一層仕事に励むことができるようになりました。

 

上野弁護士には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

 

 

(令和6年9月9日終了)