羽生市 N・Tさん

私は、両親との間で、学費を自分で支払うことを条件に大学への進学を許されました。

私は、アルバイトのみでは学費を全額賄うことは難しいと思い、奨学金の申請をしたところ、申請が通ったので、奨学金を借りることができました。

そのほかにもアルバイトをしていましたが、アルバイト代からは学費を捻出するので精いっぱいでした。実家暮らしで家賃や光熱費はかからなかったものの、食事については自分で用意しないといけなかったため、日々の生活で不足する費用をクレジットカードからの借入などでしのいでいました。

もともと、親の反対を押し切って大学に進学したこともあり、借金していることを親に言い出すことができず、借り入れは徐々に増えていき、卒業するころには約200万円にまで膨れ上がっていました。

大学卒業後就職し、少しずつ借金を返済していましたが、奨学金の返済が始まったこともあり思うように借金へ減っていきませんでした。

さらには、当時交際していた方と結婚することになったところ、当初、結婚式の費用は両家の親が出してくれるという話だったのですが、どういうわけか出してもらえなくなってしまいました。しかし、両家からの結婚式費用の援助がなくなった時点で、結婚式の内容などはほぼ決まっている状態で、今解約しても結婚式を行う場合の費用とほぼ同額の違約金が発生する状況になっていました。そこで、やむなく結婚式の費用の支払いに充てるため、複数の債権者から多額の借金をせざるを得ない事態となってしまいました。

その後、どうにかやりくりしながら返済をしていましたが、子供が生まれることになり、より生活にお金がかかるようなることも明らかな中、今の収入の状況から多額の借金を返済するのはかなり厳しいと思うようになりました。

私は、専門家に相談するしかないと思い、インターネットで見つけた上野弁護士にご相談に伺いました。上野弁護士に私の状況をお伝えすると、上野弁護士は、私には住宅ローンもないので自己破産するのが一番よいだろうと仰いました。私は、上野弁護士からの説明を受け、自分でも自己破産するのが一番よいだろうと考え、上野弁護士に自己破産の手続きをお願いすることにしました。

上野弁護士に破産申立の手続をしていただいた結果、この度、無事に免責許可決定を得ることができました。今後は、家族のために仕事を頑張っていこうと思います。

上野弁護士には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

 

(令和7年9月16日終了)

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