弁護士・司法書士の選び方
以下のような条件にあてはまる弁護士、司法書士には債務整理を依頼しない方がよいでしょう。
- 面談の時に事務員だけで対応し、弁護士や司法書士が出てこない事務所
- 電話の対応がいい加減な事務所
- 費用を明示しない事務所
- 場所がはっきりしない事務所
また、サラ金業者と提携していて、サラ金業者の利益を図るために依頼者の利益に反する和解を勧める弁護士、司法書士がいます。
このような弁護士、司法書士の事務所は論外です。
サラ金業者から弁護士や司法書士を紹介してきたら、このような事務所である可能性が高いので、依頼しないようにして下さい。
さらに、弁護士や司法書士の中には、過払い金請求の裁判を取り扱ったことがない人がいます。
このような弁護士や司法書士の事務所もお薦めできません。
経験がないと、サラ金業者に対し、裁判という強力なカードが切れないため、どうしても強く出ることができないからです。
安心して依頼できるかどうかは、債務整理の事件や過払い金請求についてどれだけ経験があるかで判断します。
特に過払い金請求については裁判例の知識が不可欠です。
過払い金の請求については、
- 一度完済し、完済後再び借り受けた場合の処理方法
- 過払い金の消滅時効
という2つの論点が裁判で大きく争われており、数多くの裁判例が出ています。
そして、頼んだ弁護士や司法書士がこの論点について十分な知識がないと、サラ金業者に議論で負けてしまい、不当に安い金額で和解させられるということになりかねません。
よって、過払い金請求の裁判を取り扱ったことがあるということはもちろん、過払い金の裁判例について知識、経験を有する弁護士、司法書士に依頼することをお薦めします。
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