館林市 H・Sさん

私は、高校卒業後、会社勤めをしていました。

社会人になってしばらくしてクレジットカードを契約しましたが、当時は特に返済に困ることはありませんでした。

その後、父の自営の仕事に興味を持つようになり、父の仕事を手伝うようになりました。本格的に父の仕事に携わりたいと思い、私はスキルアップのために同業他社に修行に行きました。

修行の当初は順調でした。しかし、1~2年が経過したころ、当初の給与形態と異なる給与形態になり、給与が大幅に減ってしまいました。私は、給与が減ってしまった分を消費者金融業者から借り入れをして補填するようになりました。

しばらく修行を続けていたものの、修行先が受ける仕事の量が減ってしまったこともあり、シフトをどんどん減らされてしまいました。そこで、父とも相談の上、修行先を辞め、父の職場で働くことになりました。ただ、少し前に大病を患った父に心配を掛けたくないという思いもあり、借金があることは言い出せませんでした。

父とともに仕事をするようになり収入も安定し、順調に借金を返済していけるようになった矢先、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、まったく収入がなくなってしまいました。そのため、返済資金として他の消費者金融などから借り入れをして返済資金を融通するような状況になってしまいました。

2か月ほどの休業ののち仕事を再開しましたが以前ほどには客足は戻りませんでした。

頑張って働けばいつかは収入も上向き、返済もできるようになるだろうと仕事に打ち込んだものの、もともと悪くしていた腰の症状が急激に悪化し仕事どころか満足に歩くこともできなくなってしまい、仕事を休んで療養することとなりました。

私は、収入がなくなったことでいよいよ借金の返済ができなくなってしまい、自宅に債権者からの督促状が届くようになってしまいました。督促状を見た父から事情を聞かれ、借金があることを初めて打ち明けました。

私の借金の状況を聞いた父は、弁護士さんに相談するのがいいだろうと言いました。そこで、インターネットで弁護士さんを探し、上野弁護士にご相談に伺いました。上野弁護士に私の状況をお伝えすると、やはり上野弁護士も自己破産するのが一番よいだろうと仰いました。そこで私は、自己破産の手続きをお願いすることにしました。

上野弁護士に破産申立の手続をしていただいた結果、この度、無事に免責許可決定を得ることができました。今後は、まずは仕事に完全復帰できるよう自身の体調を整え、父とともに仕事を頑張っていこうと思います。

上野弁護士には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

 

(令和7年2月6日終了)

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